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わんちゃんの行動学

わんちゃんの行動学 第6回

~愛犬との絆を結ぶための~
子犬の飼い方・しつけ方

家に来たその日から犬のしつけは始まっています!

イメージ写真1  子犬の頃からの社会化教育は、人との絆形成や問題行動の予防にとって非常に重要です。特に、生後3週齢から12週齢は社会化期と呼ばれ、成長後の嗜好性や愛着を一番形成しやすく、様々な刺激や場所へも一番慣らしやすい時期です。もちろんピークを過ぎた12週齢以降もすぐに社会化が終わるわけではありませんが、ピークを過ぎてからは警戒心や恐怖心、個性に応じた自我などが強まってくるため、飼い主さんにとって不適切な問題行動が発達し始めてしまいます。生後8週齢までは母犬や兄弟犬と育てることが重要なことから、飼い主さんのもとに子犬が来るのは8週齢以降なため、社会化教育を行うピークの時期はわずか4週間しかありません。そのため、飼い主さんが子犬に理想的な教育を行うためには、犬を飼う前からこの時期の教育方法を学んだり、購入時および購入してすぐに知識を得る必要があります。

子犬の飼い方やしつけ方の指導で重要なポイントは?

家庭犬として子犬の頃に犬に教えておくべき、特に重要なしつけとしては・・・

様々な環境刺激や場所、遭遇する可能性がある環境は状況に慣らす

基本的なコマンドトレーニング

ジェントリング(体を触ること、首輪をつけるなど)や健康管理に慣らす

トイレのしつけ

飼い主以外の人や他の犬へ慣らす

かみつきの抑制(人、犬、ものに対して)

ハウスのしつけ

などが挙げられます。

これらの項目を教えることは、特に高度なトレーニング技術が必要というわけではなく・・・

子犬にどのような経験をさせればよいのか?

人にとって不適切な学習を防ぐためにどのように飼育環境を管理すればよいのか?

犬とのより良い関係構築を築くためにはどのような接し方をすればよいのか?

といったポイントを押さえれば誰でも実践できます!

次回は、これら子犬のしつけに重要なそれぞれの項目に関して
飼い主さんが特に困りやすいしつけのポイントについて紹介していきます!

スタディ・ドッグ・スクール

スタディ・ドッグ・スクール

〒252-0215
相模原市中央区氷川町3-3 コーポオクモリ 1F
TEL:042-712-9148
営業時間:9時~18時
定休日:年末年始、お盆期間
鹿野正顕(学術博士)

鹿   まさあき(学術博士)

スタディ・ドッグ・スクール代表 株式会社Animal Life Solutions(ALS)代表取締役社長
日本ペットドッグトレーナーズ協会(JAPDT)理事・事業企画委員
動物介在教育療法学会(ASAET)理事 世界最大家庭犬トレーナー資格 CPDT-KA

麻布大学介在動物学研究室(旧 動物人間関係学研究室)にて、人と犬の関係、特に犬の問題行動やトレーニングの研究を行い、人と犬の関係学の分野で日本初の博士号を取得。麻布大学卒業後、人と動物の関係に関する専門家の育成・普及を目指し、株式会社Animal Life Solutionsを設立し、飼い主教育を目的としたしつけ方教室「スタディ・ドッグ・スクール」の企画・運営を行いながら、トレーナーとしても指導に携わっている。

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