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知っておきたいわんちゃんのこと

知っておきたい
誤飲誤食のこと

少し目を離している間に…お散歩途中に…どのわんちゃんにも起こりうる誤飲誤食のトラブル。今回は西区にあるたんぽぽ動物クリニックの院長、吉岡健太郎先生にお話を伺いました。

吉岡 健太郎

1977年生まれ 熊本県出身 麻布大学卒
趣味:野生動物(神奈川県内)の写真撮影
所属:継友会等

よしおか  けんろう

わんちゃんが中毒を起こす
ヒトの食べ物

 私達が普段食べている物でもワンちゃんが中毒を起こす事があります。まずタマネギなどのネギの仲間、赤血球が壊れて貧血やヘモグロビンによる腎不全が起こる場合があります。加熱しても毒性は失われません。次にチョコレート、興奮や吐き気などの他に発作や突然死を起こす事もあります。余談ですが、カカオの量が多いチョコレート(海外の物に多)は特に危険ですが、ホワイトチョコレートではほぼ問題にならないようです。そしてブドウなども重篤な腎不全を起こす場合があります。他にもいくつかありますので、基本的にはワンちゃんに与えても大丈夫と確認がとれたもの以外与えないようにしましょう。また中毒ではありませんがリンゴの塊などをそのまま飲み込んで食道に詰まり重篤な状態で来院したワンちゃんも…食べる物の大きさも気を付けて下さいね。

ワンちゃん誤食

こんなものも…。

 ワンちゃん達はヒトの常識では考えられない物を食べてしまう事もあります。経験ではぬいぐるみなどの玩具が多く、他にも衣類や絨毯などの布切れやヒモ、焼き鳥の串、桃の種、小銭、煙草、携帯電話など様々です。ぬいぐるみなどの玩具は「ヒトと一緒に遊ぶ物」と「ワンちゃんだけで遊ばせていい物」は分けて考え、誤食の危険性が高い玩具で遊ぶ時には目を離さないよう注意しましょう。

とにかく大切な事

 誤飲誤食は起きないよう環境を整えて予防しなければいけません。ですが、もし何かを誤飲誤食してしまった時、もしくは疑わしい時には…すみやかにかかりつけの動物病院に連絡することが大切です(横浜市内であれば近くに動物病院はあるかと思います)。食べてしまった物やその時の状態で対応は様々。吐かせる、内視鏡で取り出すなどの他、手術や薬剤などによる治療が必要な場合もあります。また休診日や夜間の場合はどうしたらよいか、かかりつけの動物病院にあらかじめ相談しておくのがいいかもしれません。

筆者profile/吉岡 健太郎

たんぽぽ動物クリニック

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所在地:〒220-0051
    横浜市西区中央1-35-5-1F
TEL:045-534-7831
診療時間:午前:9:00~12:00
     午後:16:00~19:00
休診日:水曜日

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